【観劇感想文】キャバレー見てきました。
こんばんは。ユキです。
キャバレー見てきました。長澤まさみを見たいがために昨年末に予約して、2カ月待ってやっと見てきました。感想を簡潔にまとめます。
・石丸幹二の歌唱力と音域に聞きほれる
・長澤まさみは手足が超長く、長身。オーラを感じた…
・『まだ』私にはわからない感情とカンパニーのどや顔
ってところです。順に簡単に書いていきます。
でも、まず簡単に説明を。
こちら参照していただくとわかりやすいのですが、
松尾スズキが10年ぶりにキャバレーを再演。ちな、10年前は主演を松雪泰子がやり、今回はミュージカル初挑戦の長澤まさみが主演。しかもポスターなどから、長澤まさみが超絶露出してて、本人も気合の入った話題作!!
みたいな感じです。ああ、この画像をただただ何時間でも眺めていられる。
・石丸幹二の歌唱力と音域に聞きほれる
石丸幹二さんが、エムシーっていう人の役でした。ミュージカルを客観的に見ていく。いわば観客と同じ目線の演者です。
もう、サックス吹くし、声が深いし、バリトンもソプラノも出るし、かっこいいし、奇抜な衣装だし、彼の凄さを感じた・・・
・長澤まさみは手足が超長く、長身。オーラを感じた…
彼女は本当にスタイルがいいんですね・・・!キャストの中でも長身だったし遠めから見ても手足がめっちゃ長い。
体つきがものすごく女らしいとかではないように見えたけど、とにかく手足の長さが際立ちました。
あと、出てきた時のオーラがすごかった。わたし、彼女がステージに出た瞬間に涙が出ました。
ものすごく当たり前だけど、サリー・ボウルズにしか見えなかった。。「長澤まさみを生で見られる~~」って言って見に行った自分を後悔しました。もう、サリー・ボウルズだった…
・『まだ』私にはわからない感情とカンパニーのどや顔
展開も、登場人物の感情も、なんとなく理解できるんです。共感もできる。でも、ものすごく納得できるかといえばそうではない。
舞台が、退廃的な、1929年のベルリンで、キャバレーのコールガールが主役で、自分には全く縁がない時代と土地とってこともあったと思うんだけど、
作品の中で描かれる恋愛がみんな大人なんすよ。超。
自分の気持ちを口に出すなんてことはしないし、でも気持ちをお互いが分かりあうんです。いつの間にか。まどろっこしいやり取りのなかでお互いの気持ちを確認するんです。
ストーリー知らないで見たから余計かもしれないけど。
ナチスが台頭する直前っていう時代の中で、ベルリンで生きていた男女が互いのどの部分に惹かれあって、いつ気持ちを確かめて、甘い期間があって、、、
みたいな段取りをすっとばしてる、ように感じました。
それで、カンパニーの、
「この展開とこの情景、分かる人だけわかったらいいよ?」
みたいな。
「この気持ちの動き、理解できる???」
みたいな。
これを完全に咀嚼して、演じてらっしゃるカンパニーのみなさんの、どや顔が透けて見えた気がしました!自分も、もっと酸いも甘いもわかったころに、もう一回見たら絶対感じ方がちがうだろうな、って、確信しました。
前項に関連するんですけど、
きっと、もっと大人にならなければこのキャバレーのすべては理解できないな、そしてこのキャバレーを作った人は、それも見越して作ってるんだろうなってことも、感じました。
そこで、演出の松尾スズキさんが主宰している劇団の名前。
大人計画。
いや~~~~~~~~~~~~~~~、まだ私にはわからない!!!!!!!
くううううううううううううううううううう悔しい!!!!!
自分もまだまだ子供だな~~ってつくづく思います。
でも、最近見てきた映画、本はほぼ理解できてて、普通に楽しめていたものばかりだったので、自分の文化受容力の伸びしろをガツンと見せられたこの感じがとても久しぶりで、演劇とかミュージカルとか、古典とか、自分がこれから出会うであろう文化芸能にすごくわくわくしました。
この感情から、さらに文化受容をしていって、人が大人になるんだろうな。
それを与えてくれるのが、〈大人計画〉なんだな。。。
松尾スズキさま、まいりました。
ユキ