父母の老い
こんにちは!
前回の更新から一日か二日しかたっておりませんが、再び更新です。
正直、すごく書くのが辛くてとても書きづらいトピックではあるのですが、
今日は、≪父母の老い≫について。
今日、久々に両親と会いました。用があって、地元からこちらに来てもらったのですが、これまでうすうすと感じていた、〈老い〉を露骨に感じて、目をそむけたくなるような、でも見ることが私に課されている使命とも感じるような、何とも言えない気持ちになってしまいました。
田舎の両親が、都市に、しかも一回二回ほどしか来たことがない街にやって来たんだから仕方がないともいえるのですが、
「やっぱり都会だね~」とか、「このまえ転んだ時の跡がまだ痛いんだよ」とか。
ふと、目の前で二人並んでごはんをたべる、また少し太ってしまった母と、どんどん髪が薄くなる父を見て、「彼らも確実に年を取っている」と、感じてしまいました。
田舎の小さい夫婦に見えてしまって、そう見えてしまった彼らに対してすごく寂しさを感じるのと、そう見てしまった客観的な自分の残酷さと、悲しさと、どう形容したらいいのかわかりませんが、そんな気持ち。
明らかに体力がなくなり、考え方も丸くなり、困ったような顔で電話にこたえる父。
もっと厳しくて理不尽でわたしのこと信用していなかったのに、変わってしまった。
父のことが嫌いであり、反発していたはずなのに、何に関しても無意識に父の意見を聞かないと不安そうな母。
しっかり一人の会社に勤める人間としてやっているのにおとうさんはおかあさんのこと信用していないんだよと、怒りながら言っていたのに、無意識に、一人では不安げになるようになってしまった。
こういう見方をするのは、私が成長したからです。たぶん。でも彼らは変わってしまった。
自分にとってもう彼らは、厳しいけどくちうるさく、理不尽なこと吹っ掛ける父、なよなよする私に発破をかける、大好きな母ではなくなってしまった。
そんな両親像は、もう過去のものになってしまった。
地元に愛着もないし、帰省したいともほぼまったく思わないし、両親のことも好きかと言われれば好きじゃないと答えるような娘なのに、なんでいまこんなにかなしいんだろう。
20歳を迎えて、一番変わったことは、両親との付き合い方、そして私にとっての両親の在り方かもしれませんね。
この気持ちはスルーしちゃいけないと思ったので、かきました。
では。