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ジブリの話

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私はジブリが大好きです。ずっと前から。ジブリのことなら、いつまででも語れます。
ジブリの、時代をつかむ力について話します。
千と千尋、見たことありますか? 私は、釜爺が好きです。
 
千と千尋の神隠し(2001年公開) 
オウム真理教事件や、酒鬼薔薇事件など、少年犯罪が相次ぎ、少年少女の心の問題が社会的にもクローズアップされるようになった。少年少女の心の中にある、無意識な、でも暗い部分をカオナシで表し、それに負けないように、自分の力で生きるということ、努力をするということを、当時の子供たちに映画として見せる。
 
あと、
風立ちぬ(2013年公開)  
1920年代、震災、恐慌、政情不安が渦巻き、若者たちが生きにくい時代だった。時代の風に翻弄されながら、若者たちがどう生きたかを描く。
今も、偶然にして、震災、失われた20年からも抜け出さないまま、憲法改正や、秘密保護法、日米安全保障条約の解釈変更など、政治的にも大きな出来事が相次ぎ、時代の風は、同じ強さで吹いていたような気がする。
 
これらをはじめとして、ジブリに関して調べれば調べるほど、映画を作る人たちが、社会を見て、彼らが
時代をつかんで映画を作っていると感じるんです。
 
いつの時代も、それぞれ生きにくい時代だけど、頑張って、誠実に生きていこう。という気持ちを、どのジブリ映画からも感じる。
つらいことがあっても、誠実に力を尽くして生きていれば、いいことがある。きっとトトロがどこかで見てくれてる。と、思うんです。
それは、ジブリの映画が、「生きる」ことに関連したテーマを扱っているからなんだと思います。
キャッチコピーに見てみましょう。
「生きろ。」(もののけ姫
「4歳と14歳で、生きようと思った」(火垂るの墓
「生まれてきてよかった。」(崖の上のポニョ
「生きねば」(風立ちぬ
 
公開当時の時代背景を調べて、ジブリの映画を見ると、作り手たちの問題意識、思いが本当によくわかります。
それを、見る側がくみ取って、それを胸にとどめて生きていく。
これも一つの社会課題解決なのかもなと、今思いました。
最後に、私の人生のモットーでもあり、「風立ちぬ」の映画の核でもある言葉で閉めます。

全て汝の手に堪うることは力を尽してこれをなせ旧約聖書より)